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精神科医と大げんかΣ(・ω・ノ)ノ! 2009年 5月 23日

Posted by yukialice in つぶやき, 頂き物.
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記事のタイトルをご覧になって、驚かれた方も沢山いらっしゃると思いますが、これはあとうが退院する一日前に起きた事件です。

こちらの病院では、長期に渡って病状が続く場合は、患者のメンタル面でもケアする必要があるとして、精神科医によるセラピーも義務づけられています。

あとうも入院中、二人の女性の精神科医と面談し、私と主人も一人目の精神科医とは個別に面談しました。その精神科医は大学を出てまもない感じの若くてキレイな先生。。口調も穏やかで、話しやすい感じの先生でした。

で、問題は二人目の中年の精神科医。退院する数日前にあとうとだけ2度ほど面会し、退院する前日の朝になって、「今日の夕方の4時に、ご両親揃ってお話があります」と言われたのです。。しかも「両親揃って」を何度も強調され、ちょっぴり嫌な予感。。

面談は4時と言われていたのに、3時過ぎになって看護師が「あの○○先生が、ご主人にも遅くとも3時半には来て欲しいって言ってますよ!」と言われ、「私は4時って聞いてますけど。それに主人は今、仕事先でそんな急には来られません」と返答したが、時間もいい加減な事に更に不安が募り、主人になるべく早く来るよう電話したのでした。。

で、4時前に主人が病院に着き、その精神科医とあとうを担当してくれた主治医も病室に来て、まずは精神科医からこんな一言で話が始まりました・・。

「オタクの息子さん、かなり問題です!」

主治医からあとうがクローン病と知らされたのは、この精神科医との話し合いの後でしたので、私と主人は、もしやあとうが、助からないような、とんでもない病気ではないかと同時に察し、心臓が止まる思いをしたのでした。

で、主人が「問題って、具体的にどんなことなのですか?」と、問うと。。

「オタクの息子さん、15歳にもなって、かなり口数が少ないですよね? 聞いた所によると、ご両親とはドイツ語でお話しをなさらないとか?それもかなり問題かと思いますよ」

「ウチの息子、まだ13歳ですけど?」と、すかさず突っ込みを入れた主人がおかしくて、笑うような状況じゃないのに、がははっと笑ってしまった私。。ちなみにその精神科医、顔も体形もハリセンボン痩せてない方にそっくり。

「13歳でも、両親のいる前でドイツ語を話さないとは、問題です! ここはオーストリア、ドイツ語を話さなくてどうするんですか?」

「は〜、ウチの息子は親の前では確かにドイツ語を話しませんが、学校でも私達が病院にいない時は、ちゃんと看護師さんやドクターとは、ドイツ語で会話しているはずですよ。それはご存知ですか?」

「それは聞いていますけど、ご両親がいられると、ドクターにもちゃんと返事をしないと言うじゃないですか。これじゃ、ちゃんとした治療もできないんですよっ」

確かにあとうは、私や主人が病室にいると、ドクターや看護師さんにもドイツ語を発しようとはしない。でもそれはあくまでも、私と主人がいる時に限るのだ。それをどうして、きちんとした治療ができないなどと言うところまで、問題が発展したのかが、私も主人も全く持って理解できなかった。

「で、先生はあとうにどうしろとおっしゃるんですか?」

意外にも、その精神科医、顔を曇らせるだけで具体的なアドバイスはないと言う・・。

「無理やりでも口を開かせて、しゃべらせるようにしろとでも?」

と畳みかけるように、主人は精神科医に食い付いた。

「それにね、あとうは日本で生まれて、小学2年生まで日本で教育を受けていたんです。こちらの、アホみたいなオーストリアの子供と一緒にしないで欲しいですね。日本の学校では厳しく躾けられ、こっちの子供みたいに野放し状態じゃないから、自然と大人しくなるんですよ」

と、ちょっと問題をすり替えたような形で、主人は続けて精神科医に怒鳴りついた。

「それでも、オタクの息子さんは問題があるんです! 両親の前でもちゃんとドイツ語を話すべきです! そう思わないあなた方親にも、問題が大有りです!」

と、主人以上に激して、身を乗り出すような感じでわめき出した。あとうは、自分の事で父親と精神科医がケンカしている様を見て、とうとう泣き出してしまった。

つか、精神科医って患者を安心させるためにいるのに、わめき散らすような口調で話す彼女は、信用できるドクターではないし、もう二度と関わりたくないと私も主人も、本人の目の前で(ここでは書けないような日本語で)罵倒した。

で、結局彼女は「オタクの息子さんは、これから私のセラピーを続ける必要がありますね」

と言い出したのだ。あとう本人は勿論、私も主人も全くそんな必要性は感じていない。それに、アリーチェはあとうと違って私達親と何でも話すし、友達が遊びに来たら、ドイツ語だって普通に話す。それは男の子と女の子の違いだし、あとうは思春期も始まって、親と話すのがちょっぴり面倒になってきただけ。。私と主人は、そうあとうの事を認識していた。

精神科医は、退院後もあとうが彼女のセラピーを受ける事を主張し、主人は「全く必要なし!」と突っぱねる事を繰り返して、あとうの主治医が帰る時間が迫ったので、中途半端な感が残る中、ハリセンボンの片割れにそっくりな精神科医は病室を後にした。

その後、看護師の話で分かった事だが、あの精神科医はいつもあんな感じで、自分の患者を増やそうとしているらしいのだ。入院中は一人の患者につき、数回は国の補助でセラピーが受けられるが、患者に問題があると言う事が分かれば、退院後、セラピーを受けた精神科医の病院へ通院させられると言う訳だ。つまり、あとうが入院していた子供病院には精神科医が常務しているのではなく、色んな病院から派遣されていると言うシステムを取っているのだ。それで、殆どの親はこの精神科医の言いなりになって、セラピーを受けさせているらしく、私達の様な例外者は彼女にとっては、かなりムカつく存在だったに違いない。。

その話を聞かせてくれた看護師の口から「あとうはすごく良い子よ! なんの問題もないから、安心して。あの先生は、いつも大げさ過ぎるのよ」と言ってくれた。いくらあの精神科医が馬鹿げているとは分かっていても、あとうが口数が少ない事は事実だし、私も心配していたので、入院中、いつもあとうを見ていてくれたこの看護師さんの言葉で、動揺していた私も安心する事ができた。

が、私も主人も、あの精神科医が普通じゃない事は重々分かっていた。このまま引き下がるようなタマじゃない。。

案の定、翌日の退院日に、あとうの学校の担任の先生に電話をしていた事が分かった。担任の先生は、「あとうは、学校では友達とも仲良くやってるし、成績も優秀です。勿論ドイツ語もちゃんと話してますよ。セラピーの必要なんて、全くありません」と、突っぱねてくれたとの事だった。。それにしても、入院記録にはあとうの学校は記していなかったので、あの精神科医は自分で片っ端から電話をして、あとうの学校を探したと思われる。。何て執拗な・・。

それから、我が家のホームドクターであるサリバにも入院していた病院からの報告書が提出されたのだが、勿論その報告書にも、あとうが親とドイツ語を話さない事が問題で、それを問題と思わない両親にも問題があると記されていたのだ。サリバはそれを私と主人の目の前でしっかり読んだが、何事もなかったかのように、「クローン病だなんて、大変な病気にかかってしまったね」と言っただけだった。

こんなことがあり、気の小さい私はあとうとの関係が心配になった。いくら思春期だからといって、あとうは私達家族とは、あまりにも話そうとはしてくれない。。小さい頃は、おしゃべりで何でも私に報告してくれていたのに・・。寂しい思いが増してくる思いがした。。

それからと言うもの、私はあとうからウザイと思われようが、なるべく会話を作るようにした。あとうはウザそうにする事もあれば、普通に話してくれる事もあるし、もしかしたら、入院してちょっと変わったのかもしれないと思うような態度も見られるようになった。

ちなみに、退院して2ヶ月以上が経ったが、あの精神科医からは何の連絡もなし。。

あとうが入院したのは、ほんの19日間だったけど、私達親とあとう本人にとっては一生忘れる事のできない19日間になった。あの精神科医の事も、きっと一生忘れられないだろうな。。

☆今日のオマケ☆

344

りんごさんから頂いた、東京タワー限定とウェディングドレス姿のキティちゃんのストラップ。

他にも3種類頂きましたので、またの機会に。(^_-)-☆

長い駄文を最後まで読んで頂いて、ありがとうございます!m(。≧Д≦。)m

Ninki

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