家事を放棄したくなる一冊 2009年 11月 7日
Posted by yukialice in つぶやき, 書籍.10 comments
さて今日は、最近読み終えたこちらの本の紹介です。
枡野浩一著、『ショートソング』
ベストセラーになって漫画化されたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
この本も親戚のゆうこちゃんが、もう読んでいらないからと送ってくれた一冊です。
←の表紙の左がプレイボーイの伊賀さんで、右がチェリーボーイでカナダ人とのハーフなのに日本語しか話せない克夫君。
この二人が吉祥寺を舞台にショートソング(短歌)を通して巻き起こす恋や失恋。
この作品は、本を読んでると言う感覚より、ドラマを見てるかのような錯覚に陥るので、いつの間にか登場人物をキャスティングしてました。克夫君はウエンツ瑛士君がドンピシャではまり役。で、伊賀氏はワタシ的には玉山鉄二君あたりがイイ感じだと思います。
克夫君はハーフなのですごいハンサム設定だけど、この本に出てくる女性は皆、顔はイマイチでもプレイボーイの伊賀氏に魅かれるんですよね。私もそう。(‘∀`)
短歌と言っても現代風ですので、誰でも楽しめて、この本を読むと必ず一首詠みたくなるはず。
でも、57577で作る短歌って、575の川柳よりずっと作るのが難しい。。
私も何度も試みたのですが、最初の57だけは何とか作れても、次の577がうまく繋がらない。。
で、枡野氏が短歌を作りたいなら、まずこの2冊を問答無用で読め!と、おっしゃってるので、仰せの通りにしてみようと思います。
まず、基本を知らないと、詠めるはずないですからねぇ。
『ショートソング』に出てきた短歌で私のお気に入りを挙げてみました。
ミラクルで奇跡みたいなミラクルで奇跡みたいな恋だったのに
*
辞書をひきバレンタインが破廉恥の隣にあると気づいている日
*
振り上げた握りこぶしはグーのまま振り上げておけ相手はパーだ
*
ついていないわけじゃなくってラッキーなことが特別起こらないだけ
*
それなりに心苦しい 君からの電話をとらず変える体位は
*
恋人はいてもいなくてもいいけれどあなたはここにいたほうがいいい
*
「複雑な気持ち」だなんてシンプルで陳腐でいいね 気持ちがいいね
*
あきらめた夢のひとつもある方が誰かに優しくなれる気がする
*
こんなにもふざけたきょうがある以上どんなあすでもありうるだろう
久しぶりに、家事を放棄してでも読む時間を作りたいと思ったほど、面白い本でした。きっと枡野さんは伊賀さんみたいな人なんだろうなぁと想像しながら読んでましたね。マックユーザーと言う点もポイント高し!
週末、ブックオフに行って探して読んでみてはいかがでしょうか。もちろん、普通の本屋さんでもいいんですよ?(-_^;)
皆々様も、良い週末をお過ごし下さいませ。(=^_^=)
本日もご来訪、誠にありがとうございました。m(_ _”m)
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