橋 2021年 3月 1日
Posted by yukialice in アリーチェ, ブローニャ, ロミー.trackback
2週間ほど前の週末の朝に、近所の男衆が集まり、実家の前にある川に橋を架ける作業が始まりまして、私の父はと言うと、腕組みして現場監督に徹しておりました。😸

前の晩に各家庭に備え付けてあるスピーカーから、木材の皮剥ぎのお手伝いを募るアナウンスを聞いた時、私もやろうかな、と意気込んだのだけど、邪魔になるだけだからと、思いとどまった次第。😅
素人だけの集団が、橋を作る作業は着々と進み、見るだけでは申し訳ないと思った父は、スポーツドリンクを差し入れていました。お天気に恵まれて、良かった良かった。

ほぼ完成した橋。

以前は右下の置石を伝って、川を渡っていたのですが、豪雨などで水嵩が増すときは、ブロック塀の下が白く変色しているところまで、水が上がって来ていたので、置き石は水にすっぽり埋もれていたのです。

この橋を渡ると小高い山があり、山肌にはお墓が建ち並んでいます。
子供の頃は、家の前にお墓があることが気味悪くて仕方なかったのですが、今ではご先祖さまと共存させてもらえている様な気がするのだから、不思議なものですね。
橋が完成した日の夕方、お隣の小学生の子供達が「おじいちゃんが作った橋、一緒に渡ろう!」と言って、私にとっては、永遠の隣のおじさんと、嬉しそうにそして誇らし気に橋を渡っているのを見て、おじさんも、お孫ちゃんたちも、橋ができたこの日のことを生涯忘れることはないのだろうと思うと、貴重なハートウォーミングなシーンの目撃者になれたことに、感謝。
その後、暫くして、また橋を眺めていたら、五羽ほどのカラスが「かーかー」と鳴きながら、悠々と大空を舞うのを見て、「人間はあんな小さな川を渡るのに、橋なんか作りやがった。可哀想なもんだぜ」と、嘲笑っているかのように見えて仕方なかった。😂
翌朝、近所の人がワンちゃん🐩を散歩させていて、その橋を渡ろうとしたら、ワンちゃんは橋の前で後退りして、渡るのを拒んだんです。新しいものへの不信感ですよね。猫だったら、何も考えずに走って渡ってたはず。😸 結局、飼い主さんがワンちゃんを抱っこして渡ってましたよ。☺️
近所の人たちだけで、材料を持ち寄って橋を作ることができるって、日本ならではだと思うのです。
これがオーストリアだったら、、まずは、役所でしょ。😂
我が家のにゃんず。ちゃんと食べててるようで安心。🤗

アリん子が点てたお抹茶、そろそろ飲みたい。

今日もブログを読んで下さって、ありがとうございます。
良い一週間となりますように。
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